
包丁のクラッド材(複合材)とは?特徴とメリット、本焼包丁との違いを解説
包丁選びでよく目にする「クラッド材(複合材)」という言葉。
これは、切れ味と扱いやすさを両立させるために生まれた、ちょっと工夫された素材です。
今回はその仕組みやメリット、本焼包丁との違いについて、わかりやすく解説します。
クラッド材(複合材)とは?
クラッド材(複合材)とは、中心に切れ味や硬度に優れた鋼材を据え、その両側をサビに強いステンレスなどで挟んで接合した多層構造の素材のことです。

一般的には「三層構造」と呼ばれることが多く、芯材に高硬度の鋼材を使用することで切れ味を確保し、外側にステンレスを重ねることでサビや欠けを防止する役割を担います。見た目の美しさや、切れ味と耐久性を両立できる点が魅力です。
クラッド材を採用するメリット
錆びにくさとメンテナンス性:外側がステンレスなので、水洗い後にしっかり拭き取ればサビにくく、家庭で扱いやすい点がメリットです。

バランスの良い切れ味:芯材には切れ味を重視した硬度の高い鋼材を採用し、外装で強度を補うため、切れ味と扱いやすさを両立しやすい構造です。
クラッド材包丁のデメリット
クラッド材の刃先は「硬い芯材」と「柔らかい外装材」が接しており、研ぎ出された刃の先端はその両方が混在しています。
このため使用していくうちに、柔らかい部分が先に摩耗しやすく、刃先の形が崩れて鋭さが落ちやすくなるのです。

慣れれば問題ありませんが、初心者には研ぎムラが起こりやすい場合も。また、複合材の接合部が多いほど、製造コストや構造が複雑になる点も留意すべきポイントです。
本焼包丁との違い
クラッド材が複数の素材を重ねるのに対し、本焼包丁は刀身全体を同一の鋼材で仕上げています。

本焼包丁の魅力
一体感のある研ぎ味:刀身が単一素材で構成されているため、研いだときの感覚が均一でムラが起きにくく、初心者の方でもメンテナンスが簡単です。長期的に安定した性能:クラッド材に比べて構造がシンプルなため、経年変化や接合部の劣化などのリスクが少なく、長く安心して使える包丁です。
職人技が活きる、美しい仕上がり:本焼包丁は加工が難しい分、鍛造から研ぎまでの技術がダイレクトに反映されます。一本ごとの個性や完成度が高いのも魅力です。
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